南フランス買い付け日記 2010年

いよいよ、今年も買い付けです。今年も色々と日程を検討しているうちに、だんだんと格安フライトが無くなってきて、漸く決めた
のはキャセイパシフィックでした。まだ香港に行った事が無いので、トランジット出来るというのも魅力的でした。復路で7時間位
取れるようなフライトを選び、いざ出発です。
パリのシャルルドゴール空港(CDG)に到着したのは午後9時過ぎなのに、写真のように、まだ夕暮れの明るさでした。明日は、
早朝、CDGから、TGVにてニースへ向かうので、ホテルは空港の傍に予約しています。ホテルバスを探す為インフォメーションに
聞いたら、ホテルのHPに記載してあるターミナル2のバス乗り場は、もう無くなっているとの事で、ターミナル1を教えてくれました。
延々歩いて到着したターミナル1は、大勢の人が居て、また、私の泊まるホテルバスは来るものの既に満員で乗れません。仕方なく、
タクシーに乗ってホテルに向かいました。夜12時過ぎにホテルに到着、翌朝早いので、そのまま直ぐに眠りにつきました。 (7月1日)

早朝7時前のTGVに乗る為に、朝1番のホテルバスに乗って、CDGに行きました。ところが何と、バスは無い筈のターミナル2に
到着。昨夜の、あのインフォメーションは何なの?と言いたい感じの悪い朝でした。TGV乗り場は、初めての私達にはなかなか
難しかったのですが、早目に行っていたおかげで、無事探す事が出来て乗れました。TGVの座席はなんと2階席で、見晴らしの
良い座席だったので、大満足。定刻に列車は発車しました。リヨン、アビニョンと無事通過していきますが、何となく、遅れている
感じです。マルセイユを通過したあとは、更に各停になり、停車時間も長いのです。ニースには予定時間の1時間遅れで到着しま
した。駅前に急いでタクシーを見つけて、予約しているレンタカー屋さんへ飛ばしました。
そして今日はここから思わぬ出来事が・・・ 車を借りる手続きは簡単に済み、GPSをセットして、A8の高速に乗りました。
20分位走った所で、主人が何で右側に海が見えるのだろうと呟いたのが始まりでした。GPSに頼って、あまり見ていなかった高速の
看板を見ると、GENOAの文字が・・・ イタリアに向かっている! 急いで高速を降りて、乗りなおしましたが、1時間位のロス。
TGVの到着遅れと合わせて、すでに2時間の遅れとなり、、今日、行く予定であったブロカントのお店は諦めました。残念・・・
途中、日用品のお店で、台車(前回まで、これが無い事でどれほど苦労した事か)を買い、また、電気ポットを購入(これは、ゆで卵を
つくる為の必需品)、あとはカルフールで氷(これも必需品、7月の南フランスは当然暑いだろうから、日本からクーラーボックスを
持ってきていたので)を探したのですが、氷は見つからず、他の豊富な食材に南フランスらしさを感じました。 (7月2日)


さて、今日から買い付けです。気合いを入れて頑張らねば。薄暗い中、5時にホテルを出発しました。
最初の目的地は、アビニョンの郊外で開催されていました。ブロカンテは朝一番が鉄則です。商品を並べ始めている傍から物色し、
今回の最初のお買いものは、引き出しが一杯の可愛いキャビネ。ん?重たい。引き出しを開けると、釘やネジが一杯ですが、
そのまま買ってしまいました。アビニョンでは、もう1箇所ブロカンテに寄って、次は、リシュルラソルゲに向かいました。
ソルゲは以前も来た事があるのですが、ソルゲの町中に入る前に小さなトンネルが・・・ 昨年は気にならなかったと思うのですが、
今回はトラックを借りる時、天井の損傷だけは保険が無いですと言明されていたのを思い出し、ぎりぎり通れそうだったのですが、
心配になり他の道を探すべく、引き返しました。するとそこに一軒のブロカントを発見。ここでも色々と素敵な小物を発見し購入しました。
奥の部屋も見て良いよと言われ、修理部屋のような場所へ入りました。埃だらけの部屋でしたが、またまた宝物を発見しました。
ソルゲへの道を聞くと、お店の人から、あのトンネルは通れると言われたので、半信半疑ながら、そろりそろりと通ってみると、ギリギリ
通れて、ソルゲに辿りつけました。ソルゲには夕方到着、ランプ等を買って、今晩はフランス中部の友人の家へ行く予定なので、早々と
ソルゲを出発しました。フランス中部の友人宅は築300年で、広いお庭にはニワトリが数羽いて、自家製のジュースを頂きました。
もっとのんびり過ごしたかったのですが、明日があるので、2時間ほどで判れを告げました。
夜10時頃、今晩のホテルに到着し、写真整理に夜中12時過ぎまでかかって、結局、写真は間違って全部消えてしまいました。 (7月3日)


昨夜の写真の件は、がっかりの結末でしたが、今日も朝5時にしっかりと起きてブロカンテに行きました。昨晩、この辺りは結構雨が
降っていたらしく、ブロカンターの集まりがとても悪く、例年ならば、朝6時には直ぐにお店がいっぱい開くのに、7時頃になってもまだ、
お店が少なかったですが、彫刻付きの二人掛けのソファを見つけて大満足でした。
もう1箇所、気になっている会場があり、行ってみたのですが、ここは普通のマルシェでがっかり。暑い中、ジェラードで一息付きました。
本日びっくりしたのは、GPS君です。GPSを頼りにトラックを走らせているのですが、途中、GPSの表示がハッキリしない所があり、主人と
右だの左だのと相当揉めていました。すると突然、GPSが turn right と言ったのです。もともと3年前に買った時は、音声で方向を指示
してくれていたのですが、2年前から急に喋らなくなり、マニュアルをみて音声指示するように設定したのですが、それでも喋らず、もう
諦めていたのですが、私達の口論に堪りかねたのか、突然、裁定を下してくれました。びっくりするやら、おかしいやらでしたが、無事に
目的地に着きました。また、このGPSは時々、間違った指示をしてしまい、その時は急に黙り込むという人間味?のある所も、今回は
たびたび見せてくれました。名前をつけてあげようかしら?   南フランスの高速からの素敵な景色をどうぞ。  (7月4日)


今日は、再び南フランスです。今日の会場は朝8時きっかりに始まるので、早く行ってもあまり意味がありません。でも、今回初めて
行く場所なので1時間前には着きました。駐車場から会場までは結構長く、日用品のお店で買った台車が役に立ちそうです。会場まで
歩いていく中で、ヴェルサイユ在住の日本人の方とお話できました。こちらでかなり有名な方のようで、殆どのフランス人が挨拶して
いきます。私も早くこの方のようにフランスに住みながらブロカンテに出かけたいなぁ。そうこうしている内に、8時となり、皆が一斉に
動きだしました。私達もどっちへ行っていいのか判らないまま、取り敢えず、建物の中へ入っていきました。1時間位で、一通り建物を
チェックし終え、またその時点で数点買い付けていましたが、何となく物足りない感じでした。その時、入場前の日本人の方と再会、
これだけですよね〜と言うと、外は行ってないの?と他にもやっているよと教えてくれました。慌てて、外の会場に行くと、写真のような
風景です。しまった!折角、早く来ていたのに。急いでチェックを始めましたが、いいなぁと思った品物はだいたい売却済み。それでも、
可愛い家具を数ヶ見つける事が出来ました。しかし、ここからが大変。青空で気持ちが良いのですが、砂利の会場で風が強く、まるで
砂嵐のようです。主人もメガネをつけていても目が痛いようで、台車にも収まらない大きさの家具ばかり、遠くの駐車場へ運ぶ作業が
とても苦労しました。この会場は、お昼にはきっかりと終わるので、どんどん片づけられて行きます。どうにか、トラック運びこみが完了し、
明日からのブロカンテもあるので、トラック内を整理して、会場を出発しました。(7月5日)


今日の会場も、昨日と同じような雰囲気の場所です。朝7時過ぎに着き、ブラブラとしていましたが、入場券の列を見つけたので早速買って
門の一番前に並びました。8時きっかりにパァーンという高い音が鳴り響き、ドアが開くと、みんな一斉に走りだして行きます。私も急ぎ足で、
会場に向かいました。この会場では、売る側も8時からしか商品を並べられない規則のようで、走っていった人達はトラックから荷物を出し
始めていました。忙しく荷物を並べる傍らから、私も、セコンビアン?とお決まりの文句で交渉開始です。
古い椅子やキャビネット等、重い家具も自分達で何とか運びました。 (7月6日)




トラックもほぼ満杯となり、今日は小物しか買えそうにありません。幸い、今日の行く先は、ブロカンテというより、蚤の市の雰囲気の場所です。
6時頃、到着し、道路沿いに車を止め、パーキングメーターにコインを入れました。2時間分のお金を入れただけのに、11時までと書いた紙が
出て来ました。良く読んでみると、9時からカウントするようです。ちょっとお金が勿体なかった・・・ 6時には、まだ僅かなお店が商品を並べ初め
ているだけだったので、街の散策をしました。風情のある街並みで、こんな街に住めたらいいなぁ〜と思いました。1時間ばかりの散策を終えると
お店も、だいぶ出来あがっています。早速買い付け開始。リネンやお皿、小物類を見つけました。日本人の観光客も多くいて、皆さん楽しそうに
お買いものをしていました。特大の女性用パンツもありましたが、これは欧州の方向きですね。
明日はコンテナに搬入する日なので、最後の1日まだまだ他にも回ってみようとGPSをセットした所、トラックがギリギリ通れる細い山道へと案内
され、漸く3時過ぎに到着しました。5軒位しか残ってなくて、それでも小物を数ヶ買えました。あと、もう1箇所海岸沿いで蚤の市がやってる筈なので、
そこを今回の南フランス最後の買い付けとするべく出発しました。
途中、美しい海岸沿いで少し渋滞に巻き込まれ、夕方に到着したのですが、まだやっています。やったぁ。でも、蚤の市の傍の道路にトラックを
止めていると巡回中の警察がやってきてダメだと。あまりにうるさく言うので、20分位で最後の買い物を終えました。(7月7日)




今日はコンテナへの積み込みです。朝8時に倉庫に着いて、コンテナに荷物を搬入開始。毎回、この作業が時間がかかります。今回はなるべく
小物を少なくしたつもりだったのですが、やはり相当ありました。昼ごはんも食べずに、ひたすら作業して、通関の為のリストも作成しながら、
ようやく完了したのが、夕方4時前。あ〜〜 疲れた。でも、借りているトラックも返さねばなりません。急いで倉庫を後にしました。ここで最後の
問題が発生しました。今回のレンタカー会社は初めての所で、借りる時はタクシーで行ったので問題なかったのですが、返す時に、GPSに場所を
入力しようとしたのですが、番地まで入りません。目的地の近くまで到着しているのですが、場所が判らず焦りました。あたりをぐるぐると回って、
漸く看板を発見。どうにか無事に返せました。
その後は、ニース空港に向かって、一路、パリへ向かいました。  (7月8日)


忙しかった1週間が終わりました。買い付けに集中するので、会場の雰囲気や様子が伝わる写真は、毎回あまり撮れていません。道を迷わない
ように、GPSや地図に集中するので風景もあまり楽しめません。でも一通りの買い付けが終わり、今日明日のパリは、ちょっと買い物もありますが
おまけの気楽さから、少しは写真が撮れました。
まずは、8時頃にオペラ座付近に到着するべく早目に出発。予定通り早く着いたので、パン屋さんの店内で、おいしいクロワッサンを頂き、また
果物たくさんのフルーツポンチを頂きました。フランス人のように道路に置かれたテーブルで食事するのは、何となく恥ずかしくてまだ出来ません。
そして、レペットへ。レペットはとても履きやすくお気に入りの商品です。日本語が通じる店員さんが居てとても便利です。他にも回る所があるので、
30分位で切り上げ、今度はASTIRE de VILLATTEへ。しかし、まだ開いてません。じゃ、この近くにある筈のL'heure Bleueへ。雑誌で見かけて
とても気になっているお店です。12時開店の筈ですが、取り敢えず場所だけ確認しておこうと向かいました。やはり格子が降りて閉まっています。
ん?何か紙が貼ってあるので近寄って見てみると、6月一杯で閉店、10月頃に再活動するとの事で、ビックリやら残念やら。
この後、友人ご家族と再会して、お昼はブションへ。お子さんは1歳すぎたばかりで、とても可愛い子です。全員、本日のランチでホタテを使った料理
だったのですが、魚介類が苦手な主人だけ、リヨン風ソーセージ。食前酒やワインを飲みながら、デザートのケーキ・コーヒーまで食べて飲んで、
のんびりとしたお昼でした。でも、まだまだゆっくりは出来ません。折角パリに来たのだから、行きたい所は山のようにある・・・ 友人とまたの再会を
誓って、別れました。
午後中に行けなかったASTIRE de VILLATTEで、まずお皿を数点買い、コンコルド広場から地下鉄に乗って、Fanetteへ。ここでは古いコーヒーカップ
セットを購入し、次は、MERCIへ。日本でも人気となっているこのお店では、微妙な色使いが素敵なクッションカバーを数枚買いました。だいぶ荷物も
増えてきましたが、次はCAROUCHEというお店へ行きました。夕食を近くのケバブのお店で取り、もう6時を回っていましたが、探している本があるで、
大きな本屋さんへ寄って、素敵な洋書を数冊買いました。   (7月9日)




パリ最終日。でも、14:00パリ発なので、時間はあまりありません。朝一番にホテルを出発し、パリの3大蚤の市の一つであるヴァンプへ行き
ました。昨年はクリニャンクールへ行っていたので、今回はここに決めていました。朝6時頃からお店が出ているようで、
スリに気をつけて買い物をしました。リネンやカフェオレボール、お皿、等々、品数豊富です。フリーマーケットっぽく無い所が
良いです。お店の人の熱気とは対照に、わんちゃんがのんびりしていました。

10:00きっかりに買い物を終え、ホテルへ戻ります。ホテルに戻ったのが11:30、チェックアウトの時間ギリギリでした。そして、荷物を纏めて
空港に向かい、税金の還付手続きも終わって、搭乗手続き終了時刻の15分前にチェックイン終了。
年に1度なのに、なんと旅慣れした姿のよう・・・(本当は焦りまくり)  
お土産も買って、あとはゆっくりと機上の人となりました。 (7月10日)



おまけの香港です。南周りの飛行機は時間がかかるけど、入国するのに時間がかかるとガイドブックには書いてあったのですが、
わずか10分位で入国。荷物を預けて、オクトパスというパスモみたいな定期を買って、ビクトリアピークへ向かいました。

主人が、以前タクシーでビクトリアピークと告げたのに、ビクトリア公園へ連れていかれた話を
またもや話してくれました。中環(セントラル)へ着いて、バスでぐるぐる回りながら山頂を目指します。2階建てバスの窓から見た景色は、高所
恐怖症の私には、一昨年の南フランスで見た崖の恐怖が蘇りました・・・ 

買い付けも終わって、やっとリラックスできた私は、山頂からの景色を楽しむ事ができました。でも本当は夜景を楽しみたかった・・・
復路はトラムで下りました。トラムでは他の乗客とお話していたのであっという間の時間でしたが、主人は、斜面のあまりの角度にビックリした
様子でしたが、幸い、私は見てませんでした。
トラムを降りると、香港では必ず乗るべきとガイドブックに書いてあったフェリーです。料金3.5ドル(50円位)で、中環から、尖沙咀へ行きました。
既に気温は相当高くなっていて日陰中心に歩きながら、食事をする所を探しました。なかなか庶民的なお店が見つからず、かと言って高級店で
食事してもおもしろくないので、30分以上探しまわって、飲茶を見せを見つけました。各種飲茶を食べた後、でも香港では麺を食べたいと思って
いたので、すぐ近くの麺のお店にも入ったのです。満腹になって、これ以上歩く気になれず、冷たい飲料を買って、空港に戻りました。
次回は、シンガポールかマレーシア経由で買い付けに行きたいなぁ・・・ (7月11日)


後追記)
漸く、疲れも取れてきました。荷物も9月初めには到着する見込みです。
今日は、今回仕入れた物のご紹介です。大目に仕入れる事ができたのは、クレイユのオクトゴナルプレートです。中には、とても珍しい
貴族のマークが入っている物もたくさん集まりました。サイズ的にも使いやすいサイズばかりです。(無事に日本に届く事を祈るのみ。)
それ以外には、前回1脚見つけて、それも直ぐに売れてしまったナポレオン3世時代の黒塗りの椅子(写真は以前売れた物です)で、
こちらは、とても運良く、11脚も見つけました。それぞれ若干の模様違いはありますが・・・
他には、レースとフリルが付いたアンティークのシャツがたくさんです。
たくさんの商品を写真で御紹介したかったのですが、生憎、雰囲気をお伝えできる写真があまり無くて済みません。もう暫くの間、
お待ち下さいね。