南フランス買い付け日記 2009年

今回の買い付けは、メキシコやアメリカで豚インフルエンザが流行っている中で行く為、少し心配です。
でも、フランスならば問題ないかなと予定通りに出発です。帰国後直ぐに、ガーデン&ガーデンの2度目の
取材を受ける事になっているので、不在時に、お庭の植物が枯れないように、近所のお友達に水かけを
お願いしておきました。4月28日のお昼に成田を出発しましたが、時差の関係で、同日の夕方17:00頃
パリに到着しました。少しうす曇りでしたが、サマータイムになっている事もあり、まだまだ明るくて、暗くなる
のは夜21:00を過ぎてからでした。(4月28日)



今日は水曜日。訪れたマルシェの傍でブロカンテをやっていました。しかし、まだ準備中でほとんどお店は
開いておらず、近くの喫茶店でコーヒーを飲んで時間をつぶしました。暫くしてブロカンテに戻ると、少しづつ
お店が開き始めてます。さすがに大物はありませんが、平日のブロカンテとお買い物を楽しみました。
お昼は中華料理(ヨーロッパ旅行ではこれが一番!安くて、おいしい。)を食べ、午後もアンティークショップを
数件覗いて、更にビンテージ専門の古着屋さんで1900年頃の古着を買い、更に地下鉄に乗って別な地区へ
行く予定でした。ところが、大問題が発生。地下鉄に乗った所で、午前中に買った紅茶の袋がない事にふと
気づきました。絶対にあの中華料理店に忘れたに違いない!と急いで引き返しました。だけど、中華料理の
お店の人は無かったですよとの事。とてもショックで、ガックリとしていたのですが、主人が本当にあの中華
料理店なのか?間違いないのか?と何度も聞くので、少し不安になり、その後回ったお店も念の為見てまわる
事にしました。すると、ある筈ないと思っていた紅茶のショップ袋が、1軒目のアンティークショップのドア先に、
目立つように置いてあるのを発見しました。そう言えば、この店でハート形のガラスを見つけ、とても気に入った
ので夢中で捜したんだ。その時に置き忘れたのでしょう。正直な店長さん、有難う。気分は再び良くなり、
買い物を続けました。
町中を歩いてビックリしたのは、フランス式駐車方法。路肩の車はほとんど前後にスペースがなく止めています。
どうやって駐車したのだろう。車を出す人がいたので見ていると、軽く相手の車のバンパーに当てながら何度も
切り返して出ていきました。当てても良いなら出来る筈ですね。(4月29日)




今日も一日パリ市内のショップ巡りです。最初は雑誌に載っていた素敵な形の砂糖を売っている店です。
いろんな形や色のお砂糖がありました。近々、カフェをオープン予定なので、色々と買いました。
パリ市内には運河もありました。橋が回転して、船が運河を上っていく間、車が通行止めとなっていました。
偶然工事中のビルに出くわしました。鉄鎚とノミで、レンガを綺麗に剥がしていくのですね。
お魚の骨のデザインの壁にはビックリしました。どうやって作ったのだろう?
お店のディスプレィは、いつ見ても興味深いものばかり。ボタン専門店やお花屋さん、ケーキ屋さん等、
参考に写真を撮らせてもらいました。ボタン専門店の近くでは、偶然ベンシモンのスニーカー店が2軒並んで
いるのを見つけ嬉しくて(日本ではなかなかキッズ用の合うサイズが見つからなかったので)子供用に
数足買いました。(4月30日)




今日はメーデー、休日です。各地でお祭りみたいなブロカンテが行われています。本日1箇所目は、パリの北にある郊外の
町です。ホテルを4時半に出て、カーナビのお陰で5時前に目的地に到着しました。出店者は車で更に先へ入っていきますが、
買う人はこれ以上進めません。仕方なく路肩に車を止め、皆が歩く同じ方向へと歩き出しました。かなり歩いた所で漸く出店
準備をしているお店を見つけました。まだ真っ暗なので必需品の懐中電灯を取りだし物色を始めました。ここでは珍しい紙製の
マネキンや古いスタンドライト等を購入しました。しかし街全体がブロカンテの様相で、まだまだお店がありそうです。取り敢えず、
買ったものをお店に預けて、他のお店へと急ぎました。10時頃から各店に預けておいた商品を受け取り徐々にトラックに運び
始めました。ところが、路肩に止めていたトラックの付近に警官が・・・フランス語でまくしたてられ、トラックを動かさないと逮捕
するという仕草。こちらは荷物を搬入するだけと言ったのですが、まさに逮捕するという感じでした。どうしようもない困難な状況で
したが、鎧戸を買ったお店の主人が警官に頼んでくれ鎧戸の搬入は終えることが出来ました。他にも預けている品物がたくさん
ありますが、ここは預けている場所から1km位距離があり、全て運んでいたら1日が終わってしまいそうなので、どこか車で
入れそうな場所を捜そうと反対側へ行ってみる事としました。反対側の入り口付近で偶然駐車場が見つかり、ブロカンテの中心
からは少し距離がありますが、何とか運べそうなので、搬入と購入を続けました。この会場はまだまだ見てみたい感じでしたが、
他にも2ヶ所気になるブロカンテがあったので、13時頃次の開催地へ行く事としました。
次のブロカンテ会場は、パリの東にある郊外の町です。トラックを飛ばして約40分。駅前には既に多くの店が出ているので直ぐに
判りました。会場近くに車を止めてお店を見て回りましたが、ここは日用品の出品が多く、普通のフリーマーケットの雰囲気。
素敵なアンティーク品は見つからない気配が漂っていた所、1ヶのフレンチチェアを発見。眺めていると他にテーブルとチェア5ヶが
あるセットとの事。自分の家に置いてあり見に来るかと聞くので、この人の車に主人と乗って見に行きました。優しそうな感じの店主
とは言え、ちょっと大胆だったかも。ビックリしたのは、この人の車。日本で言えば、既に廃車されていて当然の様子のこの車は、
助手席の窓ハンドルが壊れ、ドアも内側から開かない有様。シートが汚れていて毛布を敷いてくれたのですが、毛布には虫がいそうで
敷かない方が有りがたい感じでしたが、メルシーと笑顔で乗り込んだのでした。この人の家の裏庭に放り出してあったテーブルと
チェアはとても気に入ったので購入し、駐車しているトラックまで運んでもらいました。
3件目のブロカンテはもう行く時間がなく本日は2箇所で終わりました。ブロカンテの雰囲気(どういう商品が揃っているのか)や
駐車場はあるのか等は、こうして徐々に経験を積んでいくしか無いのですね。(5月1日)



今日の会場は、パリ郊外にある公園の一画です。昨日の疲れから出発が遅れて7時頃到着。会場への道の路肩には既に多くの車が
止めてあり、私達のトラックは会場から離れた場所に駐車するしかありません。8時からの筈なのに、お店も既にだいぶ出店していて、
ブロカンテはやはり朝早くに来なきゃと反省させられました。でも、ここはブロカンテの雰囲気がいっぱいで、早速チェアやテーブル、
キャビネット等、素敵なものが見つかりました。いろいろと物色していると日本人らしき人を発見。お話してみるとパリ近郊に住んでいる
との事で、私の選んだ古いペチコートも一緒に値切ってくれました。ここには時々来られているようでお店の人とも馴染みの感じです。
さよなら〜と別れた後、会場内の食事スペースでまたもや再会。おいしそうな物を食べていらっしゃるので、同じものを注文してもらい
ました。とてもおいしかったのですが、主人には血の入ったソーセージは合わなかったようで残していました。明日はフランス中部の町
なので、お昼過ぎに会場を後にしました。高速から見る景色は、菜の花の黄色と新緑の緑が鮮やかな田園風景ばかりでした。(5月2日)



今日は朝6時からブロカンテ。前回も来ていて会場内は良く知っているので、早速懐中電灯を取り出して物色開始。素敵な品物もたくさん
見つかりました。夢中になって捜していると、あっと言う間にお昼前で、朝食も食べてませんでした。おいしい鳥の丸焼きもまだ食べてませんが、
時間がもったいないので、今度は屋内の常設のお店を覗いてみました。ここは前回も気に入って数件小物を買った店ですが、今日は日本でも
有名なブランドから販売されているストールを見つけました。女性の店長さんとお話してみると日本からバイヤーが来ているとの事で、ちょっと
ビックリ。非常にセンスのあるお店でした。買い物が終わり荷物をトラックに積みこんでいる時、ふと地面を見ると、赤く蠢くものがたくさん。
よく見ると赤ダニでした。ちょっと気持ち悪かったけど、まさに蚤の市でした。今からパリまで戻るので、鳥の丸焼きを買っていこうと思いましたが、
既に片付け中。うーん残念。仕方なく、高速のサービスエリアでパンや飲み物を買って車の中で食べながら帰りました。(5月3日)



いよいよ今日は帰国の日。1週間弱の買い付けはあっと言う間に終わり、そんな短期間でしたが、そこそこのボリュームの買い付けが出来た事に
満足。今日は、高いだろうなぁという印象で行った事がなかったクリニャンクールに行ってみる事としました。朝9時頃、クリニャンクールに着いた
のですが、ほとんどお店はシャッターが閉まっています。土日月と開く筈なのに。開いているお店に聞いてみると大体11時頃からと言われて、
他に行くあてもないので、迷路みたいな路地をぶらぶらとしました。ぶらりと入ったお店で、今回ずっと探していて、でも見つからなかったお皿を発見。
しかし裏を見るとポーセリンマークがありません。偽物かなと思ったのですが、聞いてみると、マークが無いのは初期のものであるとの事。他にも
色々と説明してくれました。また、しばらく歩いていると、とても素敵なフレンチチェアを1脚発見。目標の金額まで下がらないので、買えないという
素振りでメルシーと言って立ち去りました。でも、あの椅子の事が忘れられません。もう一度お店に引き返すと、今度はこちらの金額で売ってくれました。
ラッキー。主人にチェアを担いでもらい、リボンやら古着やら小物の買い物を続行しましたが、ホテルにも荷物を預けているので、今回はここで終了。
でも、まだお昼の3時。シャルルドゴールへ行くにも早すぎるので、どこか行く所が無いかと捜した所、近くにモンマルトルの丘があるのに気付きました。
ここも行った事が無い場所なので、荷物を持ったまま、モンマルトルの丘を見学。近くの駅では、皆エレベーターに乗っているのに、ちょっと歩いて
みようと螺旋階段を歩いたのですが、3−4階分位の高さでかなりヘトヘト。でも丘からの眺望は素晴らしく子供たちを連れてくれば良かったなぁ。
シャルルドゴールには夜6時に到着、預けた荷物は制限範囲ギリギリで、追加費用は取られず、すごいと自我自賛。
またまた手持ちが楽になったので、お土産のワインやチョコなど買って、搭乗口には閉まる直前に到着。たまたまですが、なんと旅慣れた様子・・・